ちょっと前のNHKの対談番組に、ジャズシンガーの綾戸ちえが出演していました。
乳がんと離婚を経験して、40歳にしてデビューを果たしたのは有名な話ですが
そのときは、子供の頃の話が多かったです。
「うちの父親は味噌屋だったんですが、母親は相場師だったんですわ」
それを聞いてPCをいじるのを止めて、音量を上げて見始めました。
綾戸が中学生の誕生日の時に母親からもらったもの、それは何と三菱重工の株だったそうです。
「これを元手に家を建てるも、使い果たして消えるのも、あんたの好きにしなはれ」
そう言って渡したそうですが、高校生になると全部売り払ってしまい単身渡米しました。
ジャズの本場を放浪しながら、日本よりもアメリカに親近感を覚え、現在の綾戸の根本の
部分が出来上がったようです。